浅草マカロニサラダ
パスタが袋からこぼれ落ちたものが、床に美しくオブジェのように立ち上がった様子です。
だんなさんが、私が母と電話でしゃべっている間に、台所を片付けてくれているときにおきた事件です。私が、サラダ用にちょっとだけ取り出した後、棚に無造作に口をあけた袋をおいておいたので、こんなことになりました。本当にすいませんすいません。
先日、パスタをマカロニサラダのように使って、思い出しましたが、浅草六区に行ったときのことです。
だんなさんと、浅草六区で有名なもつ煮を食べさせる通り(そのあたりすべてがそう?)を通っていて、ビニールで軒先をカバーしている活気のある店に入りました。
きっと、昔から、みんなが捨てていたホルモン(もつ)を料理して、安く出して、愛されている店なのだろうと思って楽しみに入ったのです。
ビニールで覆われているとはいえ、ちゃんとした屋根もあり、一応丸い木のいすもあるカウンターに座りました。飲み物は、と聞かれ、とりあえずビールと答え、わくわくしてメニューを見ているときに、お通しが出されました。
マカロニサラダ。ちっちゃい小皿で。一口で終わり。
メニューを見ると、どれも高い。あまりにも高い。ひとつ頼んだものも、あまりにも値段だけが高く、味がまったくその金額に見合わない。
次の注文をする気になれず、お勘定してもらう。
支払いを済ませるときに、伝票を見ると、なんとあのマカロニサラダの値段は、500円!!!
2人分なので、それだけで1000円!!!
あの、あの、一口分しかないマカロニサラダが????
その前に浅草に来たとき、老舗の神谷バーに行ったけど、席料など一切取らず、でも、お酒の値段も決して高くなかった。(大阪に比べるとそりゃ高いけど)
一見さん商売なのか・・・。でも、ほとんど外のような状態なのに・・・。
上野なんかで同じような店は、そんなこと無かったのに・・・。
マカロニサラダを見ると、我が家ではそのことが思い出されることになってしまいました。